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翻訳語録

翻訳の名言・語録・格言7件


「言葉一語には、訳者ひとりひとりの、人生があります」
島藤真澄(社長・翻訳者)


「翻訳は女性のようなものである。美しければ忠実でないし、忠実であれば、きっと美しくない」
ポーランドのことわざ


「詩の翻訳は、結局一種の親切に過ぎない」
高村光太郎(詩人・彫刻家)


「自分の書いたものを最もよく知る者は、翻訳者だ。人の考えを知るうえで翻訳作業に勝る方法はないからだ」
ピーター・ドラッカー(経営学者)


「翻訳って究極の精読なんですよ。一字一句をゆるがせにできない中で熟読するので、すごく小説の勉強になる。作家や文壇との付き合いもほとんどない僕にとっては、翻訳が唯一の文章修業みたいなものでした。わからないところがあれば、一日中、たった一行の文章とにらめっこして考え込むのは、小説を書くうえでもいい頭の運動になるんです」
村上春樹(小説家・翻訳家)


「翻訳をしていて一番難しいのは、英語のリズムをアレンジして日本語のリズムに変えなければいけないところです。リズムがないと人は文章を読めませんから。一番ダメな翻訳は、読んでいるうちにわからなくなってしまって、何回も前に戻って読み直さなければならないものでしょう。そういう意味でもやっぱり文章の命はリズムですから、話をとんとんと進めていった方がいいんじゃないのかな」
村上春樹(小説家・翻訳家)


「翻訳者の業界で、すべての翻訳者がまず頭に浮かべるのは、同業者が何と言うかです。『誤訳じゃないか』と言われるのが恐ろしい。その次は、出版関係の人たちが何と言うか。分かりやすい解決法は、この単語はこう訳すということを決めておくことです。ただしこの問題点は、何を言っているのか分からない翻訳になるんです。そこで私は最初から自分の訳に対して、『文句があったら何でもいいから言ってください』と割り切ることにした」
上田惇生(経営学者、翻訳家)
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